我々夫婦の行政書士試験合格体験記(過去のまぐまぐ発行のメルマガ)
我々夫婦が自分の人生を見つめなおし、なぜ、行政書士を目指そうと決意したのか?行政書士の本当の姿=魅力とはどんなところにあるのか?行政書士試験の難易度について世間一般に言われていることは本当か?、当初、行政書士試験にどうして合格できなかったのか?などについて語ってみました。
資格取得を目指す方や受験を控えている方が、元気を出していただければ幸いです。
前回の試験は残念ながら不合格だった方、勉強法で悩んでいる方、この方法でやってみませんか?
そんなあなたに、とっておきの解決策を、我々夫婦が行政書士試験受験を決意した動機から合格を勝ち取るまでの体験談を交えてお話しましょう!
それでは、どうぞごゆっくりお楽しみください。
そう、思い起こせば、数年前の話になります。
当時、私は独身のサラリーマンでしたが、今の自分のままでいいのだろうか?という疑問が心のどこかでいつもくすぶっていました。
組織で働く以上、その組織がうまく回るように仕組まれた範囲の中でしか活動することはできません。
上司から与えられた課題をこなす毎日。人間関係でも必ずしもいつもうまくいくとは限りません。どんな世界であっても組織で働く以上、避けて通れない問題です。
組織がどういう方向にいくべきかという問題は、力関係で経営者の頭の中にあり、私が役員、いや、役員になったとしても、どんなことを思っていても会社の運営を大胆に変えていくことなど、できないということはわかりきっています。
所詮、歯車の一部でしかありえないのです。
私はせいぜい人並みの典型的な生活の安定に固執して、ここ一番というときに勇気が出せないために、自分のしたいこともせずに日々暮らすということがいやだったのです。
しかし、何をいっても、今、自分がこうして、こういう立場でいることは、自分が思っていることの裏返しなのだということに、ある時、気づきました。
「人生は、よくも悪くも、その人の思い描いたとおりになるものです。それは正邪善悪の区別はないし、同情も憐れみもありません。」
・・・
自分の仕事に満足していない人は別の暮らしばかり夢見ています。私も例外ではありませんでした。組織の中で自分に与えられた仕事に情熱をもてないまま、他の職業のことを考えたり、資格を取ろうかと悩んだり、なんとなく流されていた日々でした。
でも、転機が訪れたのです。
そして、誓ったのです。他人に何か言われるのを恐れ、生活の安定を失うことを恐れるだけの人生とは決別しよう!私は安定を求めるのではなく、機会を求めよう。願望を明確にして、人生を自分で設計し、自分のために冒険しようではないか!と。
その転機とは、私が以前から高い関心をもって勉強していた日商簿記1級に合格することができたことでした。
私は、経理関係の仕事がどうしてもやりたいと思っていたのです。
転職を決意しました。そして、自分が求める職場へ旅立ったのです。
当時、私には付き合って間もない女性がいました。同じ職場で働く彼女とは、私の中では既に一緒になるつもりでした。しかし、私は自分の新たな進む方向を決意してしまったのです。
そして、1年後、晴れて希望の職場に就くことができました。
その間、いろいろな職を経験しました。私は、ここで頑張るつもりでした。そして、そのときに、求めなければ得られないことを悟りました。
彼女とは物理的な距離が離れてしまいましたが、私たちは毎週会うように心がけました。
そんなある日、彼女の中において、1年前の私と同じ悩みが浮上していたのです。
それは、自分はこの先、どんなことをしていけばよいのか?何の特技もないし、この不況のご時世、退職してしまったら、いい条件での再就職は難しくなるということでした。
私は、自分の数少ない経験から、「何か技能を修得すれば自分に自信がもてるようになる」とアドバイスしましたが、「一人でなんてとてもできない。挫折したらどうしよう」というのが彼女の言い分でした。
そうなのです。
彼女は以前にも他の資格を目指していて、受験はしたものの、それっきりになっていたのです。そして同じことを繰り返すのではないか?と不安だったのです。
当時、私は晴れて希望する職場に就くことができましたが、勤め始めて数ヶ月で「組織の一部」であることへの疑問がまた頭を持ち上げていたのでした。
そこで、自分でやっていける資格をとろう!と思ったのです。
彼女もちょうど、何か始めなければ、自分を変えていかなければと考え始めたころだったので、私は、「行政書士試験を一緒に受験しよう!2人でやればくじけないでしょ。そして、自分たちで事務所を経営しよう」と提案したのです。
彼女はその考えを受け入れてくれました。
我々は、それまで土日をいろいろな場所に遊び歩いていましたが、その日を境にきっぱり遊び歩くのはやめました。
そして、自分たちでお金を出して、同じ予備校に通うことにしたのです。
埼玉県の大宮にある予備校ですが、彼女は栃木県の宇都宮から毎週通うことになりました。
我々は、横浜中華街でささやかながら食事をして、「遊ぶのは今日で最後にしよう。これからは資格を取るまで絶対にあきらめないでやり遂げよう!」。誓い合ったのです。
それから、充実した日々を送りました。平日は会社に勤めて、土日は勉強。
そして、その間に、試験に合格したらどういう仕事をしていこうとか、まず、どちらが会社を辞めて事務所を軌道にのせるかとか、事務所の開業費用はどのぐらいかかるのかとか、いろいろ話し合いました。
公園にでかけたときも、お互いに行政書士試験の問題を出し合いながら散歩したりしました。話題といえば、行政書士試験の問題のことになりました。
でも、今思い返せば、ただ遊んでいたころより、ずっと楽しい時間でした。
試験勉強の息抜きで、ある日、フランス料理を食べに晴海まで出向いたことがあります。
しかし、授業の帰りであったために、受験生のスタイルで、二人して、リュックを背負ってスニーカーでお店に乗り込んだのです。
お店の人は、さぞかし、変な格好で来る人達だと感じたことでしょう。そして、そのお店でも話題はやはり行政書士の問題について、でした。
では、どうして行政書士という資格に我々がそんなに惹きつけられたのでしょうか?
それは、調べれば調べるほど、その業務の広さと今後の業務展開に期待が持てる資格だったからです。
第二話へ続く
資格取得を目指す方や受験を控えている方が、元気を出していただければ幸いです。
前回の試験は残念ながら不合格だった方、勉強法で悩んでいる方、この方法でやってみませんか?
そんなあなたに、とっておきの解決策を、我々夫婦が行政書士試験受験を決意した動機から合格を勝ち取るまでの体験談を交えてお話しましょう!
それでは、どうぞごゆっくりお楽しみください。
創刊号 今の自分に満足していますか?
「人生は、よくも悪くも、その人の思い描いたとおりになるものです。それは正邪善悪の別はないし、同情も憐れみもありません。」そう、思い起こせば、数年前の話になります。
当時、私は独身のサラリーマンでしたが、今の自分のままでいいのだろうか?という疑問が心のどこかでいつもくすぶっていました。
組織で働く以上、その組織がうまく回るように仕組まれた範囲の中でしか活動することはできません。
上司から与えられた課題をこなす毎日。人間関係でも必ずしもいつもうまくいくとは限りません。どんな世界であっても組織で働く以上、避けて通れない問題です。
組織がどういう方向にいくべきかという問題は、力関係で経営者の頭の中にあり、私が役員、いや、役員になったとしても、どんなことを思っていても会社の運営を大胆に変えていくことなど、できないということはわかりきっています。
所詮、歯車の一部でしかありえないのです。
私はせいぜい人並みの典型的な生活の安定に固執して、ここ一番というときに勇気が出せないために、自分のしたいこともせずに日々暮らすということがいやだったのです。
しかし、何をいっても、今、自分がこうして、こういう立場でいることは、自分が思っていることの裏返しなのだということに、ある時、気づきました。
「人生は、よくも悪くも、その人の思い描いたとおりになるものです。それは正邪善悪の区別はないし、同情も憐れみもありません。」
・・・
自分の仕事に満足していない人は別の暮らしばかり夢見ています。私も例外ではありませんでした。組織の中で自分に与えられた仕事に情熱をもてないまま、他の職業のことを考えたり、資格を取ろうかと悩んだり、なんとなく流されていた日々でした。
でも、転機が訪れたのです。
そして、誓ったのです。他人に何か言われるのを恐れ、生活の安定を失うことを恐れるだけの人生とは決別しよう!私は安定を求めるのではなく、機会を求めよう。願望を明確にして、人生を自分で設計し、自分のために冒険しようではないか!と。
その転機とは、私が以前から高い関心をもって勉強していた日商簿記1級に合格することができたことでした。
私は、経理関係の仕事がどうしてもやりたいと思っていたのです。
転職を決意しました。そして、自分が求める職場へ旅立ったのです。
当時、私には付き合って間もない女性がいました。同じ職場で働く彼女とは、私の中では既に一緒になるつもりでした。しかし、私は自分の新たな進む方向を決意してしまったのです。
そして、1年後、晴れて希望の職場に就くことができました。
その間、いろいろな職を経験しました。私は、ここで頑張るつもりでした。そして、そのときに、求めなければ得られないことを悟りました。
彼女とは物理的な距離が離れてしまいましたが、私たちは毎週会うように心がけました。
そんなある日、彼女の中において、1年前の私と同じ悩みが浮上していたのです。
それは、自分はこの先、どんなことをしていけばよいのか?何の特技もないし、この不況のご時世、退職してしまったら、いい条件での再就職は難しくなるということでした。
私は、自分の数少ない経験から、「何か技能を修得すれば自分に自信がもてるようになる」とアドバイスしましたが、「一人でなんてとてもできない。挫折したらどうしよう」というのが彼女の言い分でした。
そうなのです。
彼女は以前にも他の資格を目指していて、受験はしたものの、それっきりになっていたのです。そして同じことを繰り返すのではないか?と不安だったのです。
当時、私は晴れて希望する職場に就くことができましたが、勤め始めて数ヶ月で「組織の一部」であることへの疑問がまた頭を持ち上げていたのでした。
そこで、自分でやっていける資格をとろう!と思ったのです。
彼女もちょうど、何か始めなければ、自分を変えていかなければと考え始めたころだったので、私は、「行政書士試験を一緒に受験しよう!2人でやればくじけないでしょ。そして、自分たちで事務所を経営しよう」と提案したのです。
彼女はその考えを受け入れてくれました。
我々は、それまで土日をいろいろな場所に遊び歩いていましたが、その日を境にきっぱり遊び歩くのはやめました。
そして、自分たちでお金を出して、同じ予備校に通うことにしたのです。
埼玉県の大宮にある予備校ですが、彼女は栃木県の宇都宮から毎週通うことになりました。
我々は、横浜中華街でささやかながら食事をして、「遊ぶのは今日で最後にしよう。これからは資格を取るまで絶対にあきらめないでやり遂げよう!」。誓い合ったのです。
それから、充実した日々を送りました。平日は会社に勤めて、土日は勉強。
そして、その間に、試験に合格したらどういう仕事をしていこうとか、まず、どちらが会社を辞めて事務所を軌道にのせるかとか、事務所の開業費用はどのぐらいかかるのかとか、いろいろ話し合いました。
公園にでかけたときも、お互いに行政書士試験の問題を出し合いながら散歩したりしました。話題といえば、行政書士試験の問題のことになりました。
でも、今思い返せば、ただ遊んでいたころより、ずっと楽しい時間でした。
試験勉強の息抜きで、ある日、フランス料理を食べに晴海まで出向いたことがあります。
しかし、授業の帰りであったために、受験生のスタイルで、二人して、リュックを背負ってスニーカーでお店に乗り込んだのです。
お店の人は、さぞかし、変な格好で来る人達だと感じたことでしょう。そして、そのお店でも話題はやはり行政書士の問題について、でした。
では、どうして行政書士という資格に我々がそんなに惹きつけられたのでしょうか?
それは、調べれば調べるほど、その業務の広さと今後の業務展開に期待が持てる資格だったからです。
第二話へ続く